子どもの教育には、勉強などで身につける学力だけでなく、目に見えない「非認知能力」を鍛えるのも大切だといわれています。しかし、どのようにして鍛えるのか、教育方法がわからない人もいるでしょう。そこでこの記事では、非認知能力の概要を解説し、鍛えるための遊びのアイデアをご紹介します。

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非認知能力とは？

非認知能力について、以下の2つの観点から解説します。

 

• 数値化できない能力
• 高めることの必要性

数値化できない能力

非認知能力とは、思考力や判断力、コミュニケーション能力や対応力などの「数値化できない能力」です。学力や運動能力のように測定することはできませんが、人間が生きていくために必要な力であるため、成長する過程で身につける必要があります。

高めることの必要性

非認知能力を高めると、自分で考えて行動する・目標達成に向けて努力する・他者との人間関係を築くなどの社会性が養われます。能力が高ければ高いほど、社会に出た時の生きる力になり、子どもの将来の選択肢を広げるのに役立ちます。

非認知能力を鍛える遊びのアイデア

非認知能力を鍛えるには「センサリープレイ」を取り入れるのが大切です。センサリープレイとは「見る・触る・聞く」などで五感を刺激して、脳の発達を促す感覚遊びのことです。具体的な遊びのアイデアを、6つご紹介します。

 

• 絵本の読み聞かせ
• お絵描き
• ごっこ遊び
• 水遊び
• ものづくり
• 自然との触れ合い

絵本の読み聞かせ

絵本を読み聞かせると、物語を自分で想像する力や登場人物に向ける感情などの非認知能力を鍛えられます。子どもの発想力を養えるので、クリエイティブな思考が身につきやすくなるでしょう。

お絵描き

お絵描きをすると、考えたことを描いて表現する能力、描き方や見え方を考える能力などの非認知能力が養われます。また、色鉛筆やクレヨン、カラーペンなどの色や画材を使うと、視覚や感性を刺激して芸術性や創造性も磨かれやすくなります。

ごっこ遊び

おままごとやお店屋さんごっこなどの「ごっこ遊び」をすると、物語を創造する力、キャラクターを作って表現する力などの非認知能力が養われます。また友達と一緒に遊ぶことでコミュニケーション能力や協調性なども養われるため、社会性も身につけられるでしょう。

水遊び

水遊びをすると、水に触れて五感に刺激を与えられるだけでなく、感覚が発達して脳と心の成長も促せます。また水の温度や性質を考えることで学びになり、遊び方を自分で考える思考力や好奇心、探究心なども身につけられるでしょう。

ものづくり

粘土やダンボールなどの身近にあるものでものづくりをすると、想像力や発想力、集中力、忍耐力などの非認知能力が鍛えられます。子どもが自分で考えて物を作るのは、思考力や問題解決能力などの発達にもつながるので、工作などのものづくりは積極的に取り入れると良いでしょう。

自然との触れ合い

自然の中には木や花、土、風、生き物などの子どもの興味を惹くものがたくさんあります。触れ合いにより思考力や好奇心、想像力、感性などさまざまな非認知能力が鍛えられるので、外遊びは積極的に取り入れるのが大切です。また普段の外遊びに加えて、キャンプなどの大自然での遊びを取り入れるのも、子どもの経験になり社会性を身につけるのに良いでしょう。

非認知能力を鍛えて子どもの感性を伸ばしましょう

非認知能力とは、思考力や判断力、コミュニケーションスキルなどの数値化できない能力のことです。高めることで社会性が身につき、子どもが将来生きていくための力になります。非認知能力を鍛えるには、絵本の読み聞かせやお絵描き、ごっこ遊びなどの感覚を刺激できる「センサリープレイ」が良いといわれています。非認知能力を鍛えて子どもの感性を育てましょう。